カレーライスの食べ方

本場インドでは、「100人いたら100通りの作り方がある」と言われるように、カレーライスは、「作り方や食べ方にこだわりがある料理」と言えるでしょう。

作家の故池波正太郎さんは、食通で有名です。 その著書のエッセイに、「カレーには、食堂のカレー派と、正統派、蕎麦屋さんのカレー派、自己流派の作り方がある」と記しています。 食堂のカレー派は、市販されているカレー粉やカレールーを使って作ります。 スパイスの調合にこだわったインド風の正統派は、じゃがいもやにんじんを入れないカレーです。 さらに、蕎麦屋さんのカレー派は、カレーうどん風のルーを使って作ります。

ライスとカレーを半分ずつ盛りつける、中央に盛ったライスにカレーをかけるなど、その人ならではのこだわりの盛り方があります。 また、「ダムカレー」と呼ばれるライスをダム、カレーをダム湖に見立てた盛り方もあります。

盛り方だけではなく、その人ならではのこだわりの食べ方もあります。

私は、カレーからライスの方にスプーンを動かしながら食べます。 猫舌の兄は、「ルーがまろやかになるから」と言い、カレーの上に生卵をかけて食べます。

さらに、途中でルーが足りなくなり、ライスだけ残るのが嫌な、かつての職場の同僚は、全部混ぜ合わせてから食べていました。 社内食堂でのできごとですが、見た目が悪いこの食べ方は、こだわりではなく、お行儀の問題かもしれません。

このように、カレーにはさまざまなこだわりがあります。 作り方や盛り方、食べ方にこだわりながら、これからも美味しいカレーをいただきます。